2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ミスター・ロンリー』を観た

■先週、みなみ会館で『ミスター・ロンリー』を観た。ハーモニー・コリン監督の久しぶりの新作故に期待していたのだが、モノマネ芸人の恋以上でも、それ以下でもなくデビュー作『ガンモ』での才気は感じられなかった。マイケル・ジャクソン芸人がマリリン・モ…

マンガ読み

■4月11日にはもう読み始めていた『虎よ、虎よ!』がまだ読み終わらない。この週末にようやく半分を超えた。膠着しているのはこの前読み始めた『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』の方が圧倒的におもしろいから。ほぼ10年ぶりに読むのだが、やっぱりすげえな…

卓球の顔

ブックオフで本を買った。 「渓流物語/山本素石」(朔風社200円) 「三人関係/多和田葉子」(講談社200円) 「テクノボン/石野卓球,野田努」(JICC出版局200円) 「クルーグマン教授の経済入門/ポール・クルーグマン」(メディアワークス200円) 「弔辞…

ファーブルの昆虫記と夏のヒラタクワガタ

■仕事が忙しくて毎日の帰りが夜半をすぎてしまう。GW進行なので、しようがないのだが今年はGWだって結構しっかり働くのにな。■GW後半の連休に2泊3日で釣行予定なのにフライを巻く暇もない。今シーズン最初の釣行だし気合がはいります。気合が空回りすること…

通勤とFREE JAZZ

■i Podにアルバート・アイラーAlbert Aylerの「Spiritual Unity」をぶっこんでやったのはいいが、朝、会社に向かう途中鳴らすと、まったく自転車の速度に合わなかった。フリージャズの混沌と飼いならされた家畜のような通勤はまったく相容れない物だった。あ…

プロレス本

■週末はまたこんな時間になってしまったのに眠れない。っていうか眠りたくはない。■今日は髪の毛を3ヶ月ぶりに切ったあと、鴨川で少し本を読んだ。次第に日が傾くと風が冷たく感じられた。まだ増水している鴨川で小魚をとっていたゴイサギが思いがけず近く…

なりたい古本屋。

いつか自分で古本屋をひらきたいと、うつらうつらと夢みたいなことを考えてみる。古本とコーヒー、もしくはビール。好きな音楽を日がな一日流して、いくつもの本を併読し、読んでも読んでも満ち足りることのない気持ちを少しずつ満たしていく。一滴一滴の滋…

iPod nanoと私

先月末、iPod nanoを買ったのだが、それ以来自転車通勤が楽しくてしようがない。毎日のように新しい音をMacに落としてiPod nanoに転送する。 昨日、新たに僕のプレイリストに加わったのはRCサクセションの「最強」から「わかってもらえるさ」「ダーリン・ミ…

日曜の午後

■新しい本棚に本を並べた。5段組みのけっこう大きな本棚なのに、床に積み上げていた本を並べてしまうといっぱいになった。ジャンルや著者別に整理がつくとしばらく眺めて幸福な気持ちに浸る。別の用事をしたあとも、また眺めて嬉しくなる。■自転車を直しに…

雨の一日

一日中、雨がひどく降っていた。仕事が思うように進まずストレスがたまる。たまったストレスは日陰の水たまりのように澱んでいる。寝不足も重なって気分がすぐれない。憂鬱な会議をやりすごす。時間だけが過ぎていく。有為な時間など、結局どこにもなかった…

すばらしい変態

TSUTAYA西院店の試聴機をぐるっとまわっているときに見つけたのがXiu Xiuのベストアルバム「Xiu Xiu for Life : The first 5 years」だった。あいかわらずTSUTAYA西院店の選曲は際立ってる。サバンナでライオンの群れがシマウマの肉を貪っているジャケットが…

特別な料理

週末は気温もあがりまったくの釣り日和だったのだけれども、釣りにいく機会もなく近所を散歩したり、本を読んだりして過ごした。北白川の疎水沿いの桜は見事に満開だった。ガケ書房まで歩いた。この頃は新刊の本よりガケ書房の古本コーナーをチェックするの…

「蹴りたい背中」を読んだ。

■近所の古本屋を巡って買ったのは「牧野植物図鑑の謎/俵浩三」(平凡社新書200円)、「新しい天体/開高健」(新潮文庫140円)、「恐竜の発見/エドウィン・H. コルバート」 (ハヤカワ文庫NF200円)、「眠れる人の島 /エドモンド・ハミルトン」(創元SF文庫200…

ナルトと福神

また春の陽気が戻ってきた。いっきに桜の花の開花がすすんだようだ。あちこちで花見をしている。僕は寝不足で眠くてしようがない。「春眠、暁を覚えず」という言葉の意味を考えながら「暁」という言葉に吸い寄せられる。あいかわらず「ナルト」は僕の月曜の…

「残虐記」を読む

桐野夏生の「残虐記」を読了。いわゆる少女誘拐監禁を素材にした作品なのだが、現実の事件では被害者はこの作品よりもっと辛く恐ろしい目にあったに違いないし、桐野夏生もその状況についてはそれほど克明な描写はしていない。それよりも事件の背景、犯人が…