ナルトと福神

mori05022008-04-04

また春の陽気が戻ってきた。いっきに桜の花の開花がすすんだようだ。あちこちで花見をしている。僕は寝不足で眠くてしようがない。「春眠、暁を覚えず」という言葉の意味を考えながら「暁」という言葉に吸い寄せられる。あいかわらず「ナルト」は僕の月曜の大きな楽しみで生きるための活力源のひとつだ。

油女シノがえらい意気込んでいたので、蟲をつかった攻撃によりトビ攻略の糸口をつかむのかと思っていたら、案外簡単に逃げられる。ゼツがあらわれイタチの死が伝えられる。トビの写輪眼がぎらりと覚醒したとき、カカシがようやくその写輪眼に気がついたのだが、来週は次ぎのシーンに移りそうだ。

死んだ自来也は「暁」の影にマダラの存在があることを疑いはじめていたのだが、その情報とカカシが見た写輪眼の関連から木の葉隠れの里創設期の人間であるはずのマダラの存在があらためてクローズアップされるかも知れない。

「ナルト」を毎週楽しみに待ちつつ、各週刊誌をチェックしながら単行本も続々購入して、順番に読んでいる。

福島聡の「機動旅団八福神 7巻」を読了。福神の独特のフォルムが僕にこのマンガを読めと強くアピールしてきたのだが、人物の相関が複雑で物語の進行がゆっくりなため、いまいちストーリーがしっくりと頭のなかにはいってこなかった。しかし、この7巻は読んでて目が覚めた。なにしろ舞台がよく知った京都の町で、清水寺近辺の描写も細部にまで現地を取材したあとがうかがえ、親近感をもちながら読んでたら突然、金閣寺で核爆弾が爆発した!

核爆弾が出てきたときもびっくりしたのだけど、金閣寺を爆心としてまさか核爆弾が爆発するとは思ってもみなかった。京都の町は廃墟と化した。僕の命もきっと失われたに違いない。生きててもきっと悲惨だ。放射能をたっぷりと含んだ黒い雨の降ったようだし・・・。物語が大きく展開しはじめている。もう一度、最初から読みなおさないといけないよなぁ。

核爆弾が爆発したのは雷が原因で、その様子はサスケがイタチとの戦いで繰り出した最期の大技「麒麟」に似ていた。いや「麒麟」よりはやかったのは福神の方だ。もっと遡れば「AKIRA」で鉄雄が衛星軌道上のSOLからレーザー攻撃をピンポイントで受ける様子に相似している。

機動旅団八福神 7巻 (BEAM COMIX)

機動旅団八福神 7巻 (BEAM COMIX)