特別な料理

mori05022008-04-08

週末は気温もあがりまったくの釣り日和だったのだけれども、釣りにいく機会もなく近所を散歩したり、本を読んだりして過ごした。

北白川の疎水沿いの桜は見事に満開だった。ガケ書房まで歩いた。この頃は新刊の本よりガケ書房の古本コーナーをチェックするのが楽しみ。しかし気になった本は妙に高かったりするので買ったりはしない。古本なのに、定価より高いのはよっぽどでないと買ったりはしない。基本的には読みたい本を買うので、そこはぶれない。どうしようもなく読みたい本が手のでない値段なら図書館にでも行けばいい。

とはいえ、京都では図書館を頻繁に利用ではなく、僕がよく図書館に通ったのは中学生の頃だ。本もよく借りた。

当時、図書館で借りた本でいちばん印象に残っているのは「特別料理/スタンリイ・エリン」。黒い表紙が印象的な早川書房異色作家短篇集のなかのひとつだ。

アフガニスタンとロシアの国境にある狭い土地にわずかに生き残っている世界でもっとも珍しいアミルスタン羊の最高の部位をつかった料理だと説明される特別な料理はおそろしく美味そうだ。

僕はずっとその話の粗筋をを覚えていた。僕がスタンリイ・エリンの「特別料理」手に入れ、15年ぶりに読んだのは創元推理文庫で編まれた「ディナーで殺人を
」というアンソロジーだった。

異色作家短篇集も2〜3年前にシリーズで復刊されたので、古本屋で見つけたら買うのだけど、まだ全然揃ってません。

特別料理 (異色作家短篇集)

特別料理 (異色作家短篇集)

ディナーで殺人を〈上〉 (創元推理文庫)

ディナーで殺人を〈上〉 (創元推理文庫)