眠りたい

一日古本屋をのぞかないと不安になるので、会社の帰りにブックオフに寄った。せっかく早く帰宅するチャンスだったのに、また行きつ戻りつ店内をきまったルートでうろうろと歩いて、数冊の本を抜き取る。小脇に抱えてレジに向い清算する。

本当に今、欲しかった本なのか自問しても答えはみつからない。買っても読めるかどうかわからない。死の間際まで本を読み続けても、とうてい全部に眼が届くとは思われないし、この頃は読まないことを前提に本を買っている。前はそんなことなかった。すぐに読まなくても、きれいな状態のままの本を手元に置いておきたかったのだ。そして虚しく読書計画をたてていたこともあった。

そうした迷いや不安を抱えながらそれでも本を買い続ける。まあ、それも今のうちだけだ。破綻寸前の我が家の経済事情はゆるやかに甘い現実で包まれている。新人の頃はここから先へいけるとはおもわなかった。

眠くてしようがない。集中力はもう途切れてしまった。新しい力を注力するには時間がものたらない。こんなに眠いのは昨日の午後も自分の自由時間が使えたこと。支離滅裂で、前後の脈絡がない。早く、布団に潜り込んで眼を閉じたい。昨日の夢の続きをまた楽しみたいのだけど、人間の無意識簡に素早く的確に辿り着くことは難しい。

今日はもうダメだ。起きていられない。おやすみなさい。