リーとルーの夜

mori05022008-11-10

■リー・エヴァートンの『インナー・エグザイル』をようやく中古屋で見つけた。前から欲しかった1枚。ゆるいレゲエ。僕の好きな感じ。地に足の着いた落ち着いたリズムとおだやかなメロディ。ルーツ・レゲエと云ってしまうとそれまでだけど、のんびりと秋の夜長に聴くのも悪くない。

タワーレコードの視聴コーナーもあったのだけど、僕はスルーしてたのだが、知り合いのところで聴かせてもらわなければ、そのまま出会いのチャンスは永遠に失われていたところだ。新しいロックバンドの音は視聴してもピンとこないものが多いのだけど、こういう滋味の深い音楽に興味の範囲が移ってきた。齢によるものなのか。刺激的な音を求めたい意欲はあっても、リアルタイムで新しい音を手にいれることが少なくなってきた。

■ロッキン・オンを買っても、もう何年もちゃんと読んでいない。レディオ・ヘッドが恰好いいのは知ってしるが、いつまでもレディオ・ヘッドでは仕方がないと思う。もう2010年も近いのに。

■それで今夜聴いているのはエリオット・スミスの『イーザー/オア』とルー・リードの『エクスタシー』。ルー・リードを聴くのは久しぶりだけど、このアルバムは良いな。シンプルな音とルー・リードの声が夜の深いところまで響く。

ルー・リードの90年代のアルバムのアルバムはわりと持っているのだが、この『エクスタシー』以降の活動についてはよく知らないので、調べてみると『エクスタシー』が2000年の作品でそのあとは2003年に『レイブン』を発表したきりになっている。もう5年も沈黙している。だが、そんなルー・リードも66歳だって!

インナー・エグザイル

インナー・エグザイル