釣りの記憶

6月は2回釣りに行って、珍しくよい釣りができていい気分です。今週末も実は釣行の予定がはいっていて、フライも巻かねばと思っている次第です。

6月の釣りでは大型のカディスが効きました。昼間から10番のエルクヘアカディスで25センチを超えるイワナが釣れると、気持ちいいもんです。ぐりぐりとし魚が跳ねる感触が今でもリアルに甦ってきます。

でも、魚のサイズが尺を超えません。

前に尺を釣ってからもしかすると10年くらいになるかも知れません。そのときは馬瀬川で釣ったのです。馬瀬川に流れ込む狭い谷で雨後の増水がひいたときに、僕が釣った唯一の尺イワナ。その釣りの記憶も今では随分薄くなってきました。

前は釣りにいった川は全部覚えていたのに、この頃は川の記憶すら曖昧模糊としていています。遠い記憶のなかでの釣りも、決して甘美なものではないのが少し悲しいです。

ともあれ今週末はちょうど水が引いて、いい感じになるのではないかと今から期待が必要以上に膨らんでぷかぷかと空に浮かんでいます。