前にも書いた？

久し振りに飲みすぎた。気持ちが悪いです。ビールとワインと焼酎を。たいして強くないのにお酒は好きなので、まれにこんな風になります。

フライの雑誌を購入。尺特集。まだ全部読んだわけではないのだが巻頭の「川に潜って見えたこと」がよかった。水の流れは刻々と微妙に変化しているのだが、そんななかでも流れの変化が少ないところに大物が定位しているということだ。変化が少ないということは流れてくるエサも突然鼻先で上や下の方へ変化することなく、わりと真っ直ぐに流れてきてエサをとりやすいということなのだろう。

ふむふむ。もう10年以上もフライフィッシングをしているが、尺を超える魚を釣ったことは一度しかない。30センチぎりぎりのイワナだった。それももう懐かしい思い出だ。この釣行では！といつも期待に胸をふくらませるのだけど、夢ははかなくしぼんでしまうことばかりだ。

まだ釣りをはじめる前、河口堰のできる前の長良川支流吉田川に潜って遊んだことがある。小さな淵に鮎とアマゴの稚魚が無数に泳いでいた。陽射しが強い夏のことでキラキラと魚が光ってたまらない気持ちになった。

川に潜るのは好きなので、夏の釣行ではたいてい一度はその川に潜って魚を探すのだけど、あんなに豊富な魚を僕は見たことがない。いろんなことを忘れてしまうのだが、あの光景だけは死ぬまできっと忘れない。

フライの雑誌 85(季刊初夏号)