火事の恐怖

我が家からさほど遠くない白沙村荘で昨夜、火事があり茶室が全焼した。どうやら電気系統に不備があったよなのだが、これって漏電のこと?

我が家も決して新しい家でなくて、けっこう古い家なので、配線はたまに気になることがある。むき出しの古い電気コードが走っているのを見ると落ち着かない気分になる。決して安全対策が十分とはいえないのだ。古くなった電気コードはなにかの拍子にその役目を放棄して、電気を外部に放出してしまう。ときにはねずみがかじってしまうこともあるかも知れない。

(停電の原因をさぐって天井裏にのぼってみると黒焦げたネズミの死骸があった、というような本を読んだことがあるのだが、いったい何の本だったのかまったく思い出せません)

夜中にネズミか、イタチが屋根裏を走っている音を聞くこともある。油断はできないが、電気コードについて一度、しっかりと専門のひとに見てもらった方が、きっといいのだろう。備えは大切だ。火事になったら、本もCDも映画のちらしも何もかも持ち出すことはできない。ずべて灰になるか、消防の放水によって水びたしになるかしかない。どちらにしても致命的だ。そうなたっとしても僕はそこからまた這い上がることは可能なのか。

それにしても昨夜の1時頃といえば、ちょうど寝るかどうかといったところだったのに、消防自動車のけたたましいサイレンの音にまったく気がつかなかった。熟睡していたにしても不用心に過ぎる。

今朝は上空から白沙村荘を撮影するためにヘリコプターが飛んでいた。読売新聞の夕刊には上空から撮られた写真がつかわれていた。