今週、買った本

『ブルックリン最終出口/ヒューバート・セルビーJr.』(河出書房新社300円)
『思考の紋章学/澁澤龍彦』 (河出文庫150円)
『純愛映画・山田さん日記/竹野雅人』(福武書店400円)
『独裁者の城塞 新しい太陽の書 4/ジーン・ウルフ』 (ハヤカワ文庫SF420円)
『警士の剣(新装版 新しい太陽の書3)/ジーン・ウルフ』 (ハヤカワ文庫SF420円)
『黒い塔の恐怖  カー短編全集5/ディクスン・カー』(創元推理文庫100円)
ラニーニャ/伊藤比呂美』(新潮社100円)
『雪沼とその周辺/堀江敏幸』(新潮社100円)
『新・パリの居酒屋(ビストロ) /辻静雄』(新潮文庫100円)
『十八歳/谷川俊太郎, 沢野 ひとし』(集英社文庫100円)
『エンプティー・チェア〈上〉/ジェフリー・ディーヴァー』 (文春文庫100円)
『白痴・二流の人/坂口安吾』 (角川文庫100円)
『シュンポシオン/倉橋由美子』(福武書店200円)

ジーン・ウルフの太陽の書シリーズがようやく全巻揃った。(1)を買ったときはまだ表紙のイラストが天野喜孝で、結局それ以上、中古で見つけることができないまま、今春のカバーイラスト変更(小畑健)による再版により多少売れたのだろう。完結編もこの前買ったところだしな。
ジーン・ウルフは『ケルベロス第五の首』がおもしろかったので読むのが楽しみ。

ジェフリー・ディーヴァーリンカーン・ライムシリーズもやっと上巻をみつけた。リンカーン・ライムに関してはいうことはない。物語に身をまかせていれば夢中になれるはずだ。年末年始の帰省のときに一気読みしよう。

■今週もけっこう買ったな。読むのはあいかわらず遅々としてすすまない。『容疑者の夜行列車/多和田葉子』を読了。多和田葉子の作品を読むのはもしかすると『犬婿入り』以来。10年以上も前のような気がする。そのわりに僕の期待値は高く『容疑者の夜行列車』もおもしろかった。二人称小説になった訳はない方がよかったのでは。もやもやと落ち着かない気持ちのまま、最後まで外国の夜行列車で知らない町に連れていって欲しかった。