それは1999年の夏だった。

■中古CDショップでナンバーガールの見たことのないジャケットの編集盤があって、買おうかどうか迷った。迷ったあげく数年前に買ったいくつかの編集盤もたいして聴いていないことを思い出し、とりあえず今度来たときにあったら買うことに決めた(他に2枚のCDを買おうとしてたから)。

■で、帰宅して調べたら僕が持っているのと色違いなだけだった。しかも僕が持ってるのは初回盤でちょいレア(たぶん)。よかった。買わなくて。危うくだぶるところだった。

ナンバーガールはとにかく『透明少女』が最高だった。ウェディング・プレゼントのような疾走感と意味ありげな歌詞が最高だった。ZAZEN BOYSも悪くはないけど、ちょっと僕の興味の範囲とはずれてしまった。

■確か透明少女がリリースされた夏にはサニーデイ・サービスの『スロウライダー』と中村一義の『ジュビリー』も同じ時期に出て、僕はこの3曲のシングルを手に入れてそればかり聴いていた。

■そういえばサニーデイ・サービスは再結成されたんだね。曽我部恵一はあくまでソロと曽我部恵一バンドの活動がメインみたいなのだけど、さらにサニーデイまで復活させるなんて、まったく働きすぎだ。働きすぎだよ。