『シリウスの道』を読む

mori05022008-11-25

限界に近いところでうだうだと仕事ばかりしていたので、更新作業は遅々として進まなかった。まぁ、僕の思惑とは全然外れて、このブログはアクセスも集まっていないから、僕が更新しようがしまいが、誰にも影響は与えない。

誰かに影響を与えようということ自体おこがましい考え方だ。

連休の間、藤原伊織の『シリウスの道』を読了。一気読みした。解説で北上次郎が書いているように優れた会社小説で、ぐいぐい引き込まれた。ビジネス書の類にはまったく興味がないというか毛嫌いすらしているのだけど、、こういう話しならすんなり読める。

しかし、過去のエピソードについてはなくてもよかったんじゃない?現在の競合案件に向うだけでもたいへんだと思うのだけど、あんな探偵まがいのことをしなくても十分忙しいはずなのに。

会社小説だけあって土日の描写が(休日出勤時はあったけど)ほとんどないのがおかしい。

藤原伊織の小説を読むのは『テロリストのパラソル』以来なのだが、小説のなかの世界が繋がっていて、ちょっと得した気分。

シリウスの道

シリウスの道