夏が終わった

あっという間に九月だ。夏が終わってしまった。この頃はナルトも今イチ盛り上がらないし、今年は釣りに3回しかいっていない。9月の週末は4回しかない。

やはり自分の車が必要なのだ。以前のように自転車で峠を越えて釣り場に行く元気は残っていない。原付でいくのさえ、億劫だ。やはり車だ。大好きな音楽を大きな音で鳴らしながら、ときにはサビを一緒に口ずさみながら、あの川へ向かうのだ。シーズンが終わってしまう前に。

フライの雑誌」を買ったけど、この頃の「フライの雑誌」はなんだかつまらない。かといってフライフィッシャーやフライロッダーもあまり買う気がしない。

釣りの話をまとめて読みたい。フライの雑誌から離れてしまったけれど、備前貢の文章をまとめて本にする出版社はないのかな。けっこう売れると思うのだが。

たぶん、「フライの雑誌」がおもしろくなくなったのはフライも熱い季節が過ぎてしまったからだ。ブームはとうに終わってしまった。川に行っても釣りをしているひとは以前に比べると少なく感じる。僕自身、釣行の回数は激減した。みんな歳をとっていく。いろいろな事情にひきずられ釣りに行くタイミングを逸してしまう。新しくフライをはじめるひとは少なくて、フライフィッシングのシーンは沈静化している。ブームの功罪はともかく、いろいろなひとが集まってきて熱を発っすることは、悪くないことだ。いろいろなひとが集まって、それぞれの才能を発揮すれば、おもしろいことが増えるに違いない。

僕はこのまま釣りは続けるに違いない。それは間違いがないのだが、もういちどのめり込みたい。しがらみや責任を足蹴にして、釣りの旅にふらふらとさまようのだ。

あと4回の週末を僕は僕らしく生きるのだ。