サスケの涙
昨夜の雨は激しかったな。仕事からの帰り、自転車で傘をさしてふらふらになりながら帰宅した。雨の夜、いつもの道なのに、帰路はいつもより長く感じられてときどき泣きそうになった。
泣きそうになったといえば、『NARUTO』だ。イタチが最期にサスケにかけた言葉に涙腺がゆるんだよ。ページをめくるとサスケも号泣していて、コンビニで立ち読みしながらもらい泣きした。
なのにサスケは万華鏡写輪眼をこれみよがしに誇示し、木の葉をつぶすことを宣言した。大蛇丸の呪印がとけたので、チームの名を「蛇」にこだわる必要がないのはわかった。しかし、「鷹」はいったい何処から出てきたんだ?本物も鷹も従えていたけれど、あれも口寄せされた特別な「鷹」なのか知らん?
トビ=「鳶」と「鷹」もなんか関係あるの?イタチとの闘いを経てサスケが「蛇」から「鷹」にかわることを示唆したのはトビ=マダラだった。
それにしてもサスケはこれまであの優しかった兄を疑ったことはなかったのだろうか?幼い頃、イタチの言葉を真に受けてイタチを憎み、それを生きる糧にしてきたサスケは、イタチの死とマダラの言葉に拠って、その矛先を木の葉に向けようとしている。両親を殺されたサスケの心の傷をもちろん深かったに違いないのだが、そのナイーブで傷つきやすい彼を弄ぶように利用するマダラの真意もまだ十全にはあらわになっていない。
来週も楽しみだ。
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