フライフィッシングとグラバー氏

週末に予定していた釣行が中止になった。荘川水系は確か9月9日までだったので、残念だが来年に持ち越しになってしまった。

釣りに行きたい気持ちがもやもやしてしようがないので「沖で待つ」を読了した後、下鴨で買った「日光鱒釣紳士物語」を読み始めた。

長崎のグラバー邸で有名なグラバー氏がフライフィッシングを嗜み中禅寺湖や湯川で釣りをしていたことが前半、語られている。

武器商人だったグラバー氏が日本の開国に深く関与したあたりはそれだけで、十分な物語になるのであろうが、この本ではそのことはグラバー氏の経歴として、軽く触れる程度だ。グラバー商会が倒産した後、三菱に雇われた晩年、足しげく中禅寺湖に通い現地のひとたちとの交流が描かれている。表紙に使われた写真には60センチを超えるようなマスが写っていて興味深い。

日光鱒釣紳士物語

日光鱒釣紳士物語