ふるほんに出会う

mori05022009-03-04

ふるほんふるほんと念じながら歩いているわけではないのだが、今日もおもがけないところで古本に出会ってしまった。仕事の合間に三条河原町のメディアショップに立ち寄ったのだが、店頭に古本が並んでいた。

本の雑誌のバックナンバーや建築系の雑誌のほかにSF関連の本や岡崎京子のマンガも置いてあった。なかには晶文社から出ているフィリップ・K・ディックの『戦争が終り、世界の終りが始まった』もあって、何冊か手にとった。ディックのその本はカバーなしにもかかわらずけっこうな値がついていた。既に持っている本だったのでスルーしたけれど、持ってなかったら、きっと買っていたに違いない。

国書刊行会から出ているバーセルミの『帰れ、カリガリ博士』を1000円で、ブラッドベリの『火の柱』とピンチョンの『スロー・ラーナー』をそれぞれ300円で購入。ピンチョンのは持っているけれど、わりと状態のよい単行本だったので300円なら買いでしょう。店内では写真集のセールもしてたのですが、写真集はやっぱり高いので買えません。

昼前には雪まじりだった雨が冷たい雨になって、少し激しくなっていたけれど、思いがけず本を買えたので、気持ちがほっこりと温かくなったのは云うまでもありません。

戦争が終り、世界の終りが始まった

戦争が終り、世界の終りが始まった