長い風邪

■風邪をひいたおかげで先週は早い時間に会社から帰宅することができた。微熱はあったけれど、寝込むほどではなかったので、本もまずまず読めた。

■今週も『グランド・フィナーレ阿部和重』と『東京湾景吉田修一』、『そして川は流れつづける/フライの雑誌社』、『ねじ式、夜が摑む/つげ義春』を読了。いいペースだ。気持ちがいい。

吉田修一の本を読むのは久しぶりだけど、妙な具合の恋愛小説。恋愛小説を読むことは少ないので新鮮ではあったのだけど、これは僕は好きな感じでは全くない。

■ブック・オフで講談社山田風太郎全集が16巻並んでいた。1冊200円だったけど、箱入りの大きな本だったし、山田風太郎は文庫でも持っているし、スルーした。次ぎの日、別の用事があって近くまでいったので、ブック・オフをのぞくと全部なくなっていた。やっぱり買っておけばよかった・・・。欲しいと思ったときに買っておかないと、本との出会いはその場限りのものだ。

■そういえばアンドリュー・ワイエス氏がなくなった。乾いたアメリカの風景の絵から感じることのできた、温度や風、匂い、そしてざらざらとした手触りは好きで、昔、画集を買ったこともあった。

クリスチーナの世界 (ワイエス画集)

クリスチーナの世界 (ワイエス画集)