お盆と風邪

風邪をひいた。いつもクーラーを消して寝るのに、実家に帰ったときにクーラーをつけたまま寝てしまったから。咽喉が弱いのですぐに乾燥してしまい腫れてしまう。咽喉がおかしいなあと思っているうちに身体がだるくなり、鼻がつまるようになる。

昔と比べてもしようがないのだが、昔は自分の部屋にクーラーなんてついてなかった。父親の寝室に一台だけあったクーラーは今、いくつかの部屋に装備されて5台も稼動している。うちだけでそんな風だから、年々、電力消費があがるのは当たり前だ(性能が高くなっているから一台あたりの電力消費は低くなっているのだろうが・・・)。

実家に帰るときに持って帰った本はジェフリー・ディーヴァーの『クリスマス・プレゼント』。最初。手に取ったのはエルロイの『アメリカン・タブロイド』だったのだが、昔ほど、帰省しても集中して本を読む時間はないから・・・。ジェフリー・ディーヴァーならさくさく読める。

どの短編も最後のどんでん返しが利いていておもしろいのだけど、どの短編もそんなふうなのばかりなので、逆に物足りなくなってしまう。悪くはないけど、僕にはリンカーン・ライムシリーズの長編の方がいいな。まぁ、うまい作家であることには間違いないのだが。

それと並行して田口久美子の『書店風雲録』を読んでいる。西武にあった書店リブロの記録だ。数年前、修学院にも「リブロ」があったのだが、同じリブロだったのだろうか?ビジュアル系の本が充実していてなかなか好きな本屋だったのにな。まぁ、恵文社ガケ書房があるので本屋には困らない。

書店リブロは西武を牽引した堤清二の意志が強く働いていたのだが、今、読売新聞で辻井喬の連載「叙情と闘争」があってそれもなかなか興味深い。