キマイラの続き

■本屋に行くと夢枕獏の「キマイラ」が新書版になって１〜3巻まで並んでいた。何年か前にハードカバーになったとき、加筆訂正となっていたので、文庫を持っているにもかかわらず揃えたのに、正直、またか･･･という感じ。それより、キマイラの新しい本を出して欲しい。「魔獣狩り」もしばらく新刊が出ていないし、「餓狼伝」の連載も最近はストップしている。新書版の「キマイラ」に書きかけのシリーズを書くために調整していると書いてあったけど、どうなるんだろ。期待はしているけれど、そんなに期待せず待っておこうと思う。「キマイラ」なんかこの10年で１冊くらいしか物語がすすんでいないんじゃないかな？連載をしている媒体の都合なのか、それとも書きあぐねているのか？
「餓狼伝」なんかは初期の頃のファンタジーとしか思えなかった格闘技の状況が現実になって、あれもこれもと内容を膨らませすぎて、収集がつかなくなった感じだもんな。

今回の新書版の売りは寺田克彦のイラストらしい。

とにかく「キマイラ」と「魔獣狩り」だけは最後まで書きあげて欲しいと、切に願うばかりだ。

■あいかわらず本屋にいくと、欲しい本がたくさんありすぎて困る。それにしても本の値段ってあがったよなぁ。文庫本なのに1000円もするってどうなのよ？

キマイラ〈7〉梵天変・縁生変