リセット

6月中旬から仕事に追われていた。日記も付けられなかったのは、毎晩12時頃に帰宅して遅い夕飯を食べ、ビールを飲んで少し本を読んだだけでもう寝るしかなかったからだけど、朝も身体がだるくてしゃんと目を覚ますことができなかった。

過労死はまだしない。でもときおり心臓の奥の方が妙な鼓動を打っているような気もする。冷や汗は出ないが、長い距離を自転車で走ると恥ずかしいほど汗をかく。体調はきっとよくないのだろう。ストレスから逃げ続けてきたはずなのに、この頃はストレスに追いつかれてしまったようだ。息を抜くことが何より必要だ。深く深呼吸をして、息を吸って、息を吐いて、ゆっくりと繰り返すのだ。酸素を血液の中にたっぷりと取り込んで、自分を快復しよう。

ビート、メロディ、リズムに身を委ねるのだ。僕は音と同一になる。音の正体が波だ。僕の実態も空気の震えに同調する。シンクロしていきながら、僕は過去と現在と未来のどの瞬間にも存在をしている。

キーボードを打つ指先を追いながら、欠伸をこらえる、疲労はやがて僕の視力すら奪ってしまいそうだ。ネガティブ思考をここらへんで叩きのめしておかないと。日常は無常にも続いていく。淡々と、そしてときおりエキサイティングに。自分がその歴史のときのときに存在することは可能なのだろうか?

というわけなので、ここで僕は一度リセットする。7月からは新しい自分。昨日の自分と地続きの未来。