今週買った本

■今週はたくさん買った。
バッファロー・ソルジャー /中上健次』(福武書店600円)
『舞台のない台詞—気ままな断片383/開高健』(新潮社500円)
『夜と陽炎—耳の物語/開高健』(新潮文庫100円)  
『破れた繭—耳の物語/ 開高健』(新潮文庫100円)
『魔魚狩り—ブラックバスはなぜ殺されるのか/水口憲哉』(フライの雑誌社200円)
『夢の逃亡/安部公房』(徳間書店200円)
ちくま日本文学全集 福永武彦/福永武彦』(筑摩書房200円)
『家族アート(シリーズ「物語の誕生」)/伊藤比呂美』(岩波書店100円)
『よしなしうた/谷川俊太郎』(青土社200円)
『シーズナブル・フライ・パターン 解禁・春編/岩井 渓一郎, 杉坂 隆久, 佐藤 成史』(つり人社200円)
『月明かりの闇/ジョン・ディクスン・カー』(ハヤカワ・ミステリ文庫100円)
『オペレーション・ノア/野坂昭如』(文藝春秋100円)
『逆羽/辻章』(福武書店100円)
『岳(6) /石塚真一』(小学館350円)

■今、角川文庫の『アメリカ・アメリカ』を読んでいる。中上健次アメリ中南部を旅するロード・ムービー的紀行文。さらにボブ・マーリーへのインタビューも含まれている。中上健次の著作には『破壊せよ、とアイラーは言った』があるように、フリージャズへから多くのインスパイアを受け、そしてその後、ボブ・マーリー=レゲエ・ミュージックの持つ音楽の力に強く共感していた。『バッファロー・ソルジャー』はまんまボブ・マーリーの曲のタイトルからきているのだと思うが、元々はアメリカ陸軍のなかのアフリカ系アメリカ人だけの部隊に冠せられた名前。しかも彼らはネイティブ・インディアンを制圧する為に戦っている。アメリカの歴史について、世界の歴史について僕は知らないことが多過ぎる。すべては繋がっていて、たくさんの屍と共に現在の歴史は更新されている。

破壊せよ,とアイラーは言った (1979年)

破壊せよ,とアイラーは言った (1979年)